いつまでも乙女なママのいばら道からバラ色の人生に

アメリカ在住・バツ2・子ども3人・どん底から浮かび上がって現在婚約中・世界一幸せです

都知事選挙に思うこと

 

都知事選が終わり

やはり小池百合子に決まりましたね。

 

今回は候補者が多かったし、なんだか訳わからない感じでいましたが、私的には微妙な結果です。

 

納得はするのですが。

 

東京都民であるのですが、やはりもうそこに住んでないので、実際の感覚は掴めずにいるのが海外生活者の現状であります。

 

母がいたり現在は大学生として東京に住んでいる長男もいるので、やはり日本の政治のことは気になるし変わって欲しいと思っているのですが、実際には人の声を聞いて初めて

 

「そうなんだー?」

 

と理解している感じ。

 

なかなか厳しいものがありますね。

 

東京オリンピックとパンダについて 

私はスポーツが好きなので、特にオリンピックのようなものになると熱血体育会系になってすっごく燃えるので、東京オリンピックは、絶対に成功して欲しかったと思っているんです。

 

だから、これがもう100%中止でしょう、と言われている中、しかもオリンピックが行われると困るのは穴埋めのために税金を更に払わされることになる都民だ、と言うことになるとそれはやはり確かにそうで、そんなことはやめてもらいたい、と思います。

 

昔、中国からパンダをレンタルするかどうかという問題があったのを思い出しますね。同じ頃、ニューヨーク市でもセントラルパークにある動物園にパンダを入れたい、と思っていたニューヨーカーがいて、一生懸命活動していた人たちがいたのを覚えています。

 

ニューヨークのキャロリン・マロニー連邦下院議員は当時ニューヨークのママたちの間で社交の場のようになっていたジュニア・リーグという非営利団体の中でもリーダー的存在で頑張っていたのですが、その時は私も深いことを考えず、ニューヨークにパンダが来たら夢のよう❤️と思って応援していました。

 

東京オリンピックは、もしかしたら、そういうレベルで夢の夢だったのかもしれませんね。実際は、問題が多すぎる。

 

幻となってしまうのでしょうか?

 

東京が抱える本当の問題とは

が、そんなことよりも、東京が直面する問題はもっとあるはずです。

 

というか、まずは、日本の経済を支えている中心地ですから、経済のこととそこで生活している人々の健康を守ることが最優先ですよね。

 

私が一番気になるのは、今回女性の票を集めたと言われている小池百合子だけれども、どういう理由で票が集まったのかな、ということです。

 

どういう人たちが支持しているのか、とても興味があります。

 

例えば、私は同じ女性ですが、彼女に女性として期待する部分が全くないのですね。

 

それはどうしてかと言うと、彼女はやはりエリートで(カイロ大学を卒業したかどうかというのはこの際全然問題ではなくてどうでもいいのですが、もし嘘をついているのであれば、そちらの方が問題です)、男性社会の中でもぐんぐんと風当たりを避けて「リーンイン」して成長していった女性だからじゃないかなと思うわけです。

 

当時バリバリに仕事をしていた女性は

 

「私も家事とかやってくれる奥さんがほしーわ」

 

みたいに言って、自分は男勝りに働いているのよ、と自慢げに強調していた女性がいたことに、私はむしろ疑問さえ感じていましたからね。

 

だって、私は男勝りに働きたいだなんて、思ったことないんですよ。

 

シングルマザーで、養育費もろくにもらってないですから、男勝りに働かないと一家心中か?というギリギリのところで仕事をずっとしてきているのは事実なのですが、私はやはり女性であり、母親である、というのが第一優先なんですねー。

 

だから、子どもの世話や夫のサポートが第一優先でも、十分に情熱を持って働ける環境というのが私にとってのベストだと思います。

 

女性はリーンインしないといけない男性社会

随分前ですが、アメリカでも話題になった本「Lean In」は、全く賛同できませんでした。

 

「Lean In」とは元々は体重を前にかけるという意味で、スポーツやバイクなどの体勢を表す言葉みたいですが、2013年にFacebookのCOO・シェリル・サンドバーグが書いた本のタイトルにもなりました。

 

彼女はハーバード大学を卒業してIT業界で活躍するいわゆる「エリート」なんですねー。今までどうもがいてもビジネスの世界では女性がなかなかできなかったことを次々とやってのけ、その経験を本にしたわけです。

 

私が好きでない部分はそのタイトルからなんですが、「リーンイン」って前に屈んで体重をかけるという意味なんですが、どうしてそういうことをしないと女性は社会で生き残れないのか?

 

ってことです。

 

男性優位である社会は変わらないで、女性が変わることが条件となっているって、そんなの納得するわけないですよね。

 

実際にその本は賛否両論なのですが、いわゆる男性社会で女性が男勝りに活躍するにはどうしたらいいか?ってことが書かれた本なんです。

 

つまり、高スペックな女性がもっと成功するにはどうしたらいいか?という本であり、そんなことができるのは、ごく一部の女性にしかすぎない、ということです。

 

leanintokyo.org

 

上のリンクのサイトに出てくる人たちもみーんなが高学歴の女性ばかりですね。

 

彼女たちがある程度の道を社会に作ることは大切だと思いますが、そこを辿れる女性が実際に世の中にどのぐらいにいるのか?

 

本当に困っているのはそういう女性たちではない、ということですよ。

 

子どもと夫、そして親の介護などで生活に追われ、自分の時間なんて持てない、という人たちがほとんどですよね。

 

よくね、成功の秘訣として

 

「情熱を持て」

 

とか

 

「絶対に諦めるな」

 

とか

 

「継続が大切」

 

とかって言われていますが、そもそも仕事以外でもがき苦しんでいて、そういうところから出ることができない疲れ切った女性はどうしたら生きていけるのか?

 

ってわかってくれないかな、と思います。

 

そういう人たちに「情熱がないからじゃない?」と言うのは酷な話だと思います。

 

打ち込める仕事があるならまだラッキー。女性は生活に疲れ果てて、自分の人生を考える時間すら、ありません。

 

多くの日本のシングルマザーは再就職の口さえないし、新しいスキルを身に付ける時間も心の余裕もないのが現実です。

 

女性が女性らしくてはいけないのか?

私はこの間もコーチ仲間から

 

「仁子さんって実はとっても女性ですよね」

 

と言われました。

 

そんな風に言われて逆にとても驚いたのですが、私は自分でも本当にすっごい典型的女性だと思っています。

 

女性の幸せはただ一人の男性から愛されることだと思っているし、愛する人の子どもを産んで育てることだとも思っています。(←私の場合です。そうでない女性もいるし、それでも幸せな女性はたくさんいることも知っています)。

 

愛する人のために食事を作り、愛する人の笑顔を見ながらお掃除や洗濯をして、一日の終わりはその日の出来事をお互いに報告し合う。そんな毎日。

 

うわー。

超保守的。

 

でもだからと言って、仕事は男性に任せておきたい、などとは決して思わないのです。

 

仕事は大好きだし、自分でお金を稼いで好きなものがなんでも自分で買えるという「自由」はたまりません。

 

別れた夫からの養育費や無理やり勝ち取った慰謝料をあてにしなくても十分に女性が自立できる社会があるべきだと思うし、離婚したいと思ったら年金のことなどを考えてもうあと少し、などと我慢しなくとも別れられる自由が女性にもあっていいと思います。

 

元々女性は男性社会において弱い立場にいるのだから、守られて当然、なのですが、そういう状況から抜けきれないと、いつまで経っても弱い立場に留まることにもなってしまいますよね。

 

それもよくないです。

 

長い話をまとめると、社会の底辺にいるような弱い女性が女性らしさを決して諦める必要がなく幸せな人生を歩めるためには、どうしたらいいのか?

 

という部分が「女帝」と言われるような小池百合子にわかるのかな?という疑問があるわけですね。

 

リーダーには強さが必要なのですが、私たち弱い立場に立っている女性の心の叫びがどこまで彼女に響いているのだろう?と思ってしまうわけですね。

 

これから経済が破綻して、今まで家庭に収まっていた妻やお母さんが今以上に外で仕事をしなくてはいけないという時代になると思います。

 

そういう時に、彼女はどういう風に私たちの味方になってくれるんだろう?

 

とふと思いました。

 

男性の役割は

女性が女性らしく生きる時には男性にも男性らしく生きてほしいと思ってしまいます。

 

私は上にも書いたように男女間のことについてはとても保守的です。

 

だから、パートナーが望むことであれば、私はずっと家にいて夫の帰りを待つ専業主婦をしてもいいと思っています。

 

でーもー。

 

きっとそれはとても大変なことだと思います。主婦業って、お金に換算するとその役割はきっと年収2000万円ぐらいは下らないですよね、きっと。

 

今まで経験ないので、あくまでも想像の世界ってことなんですけどね。一度はやってみたいな、と憧れでもあるかな。w 

 

でもそうなるとやはり男性にはしっかりと守られたい、と思うわけで、男性も大変だなと思います。

 

今までそういう役割をしてきた男性達には私の父親を含め、本当に敬意を払いたいと思います。

 

女性が安心して家にいられるように女性をしっかりと守って、男性は外で男性社会の中で生きれば問題ないのでしょうけれど。

 

女性が社会に進出し、ライフスタイルに変化が出ているのであるから、私たち人間も一緒に変わって社会や偏見を変えていかないいといけないのだと思います。

 

今後の日本の政治は、そういう男女の役割が個人の自由でしっかりと選べるシステムを作り上げることが大切なのではないでしょうか?

 

今までのしきたりと違う役割をしているから「不幸」になるとか可哀想とか、世間の目とか、そういうジェンダーロールも排除しないといけないですよね。

 

それがまだ出来てないから、国民がなかなか幸せになれないのではないかな。

 

今の段階で、そういうこと全てを都知事に期待するのは無理だとは思いますけれど、なかなかこじれ合う思いがたくさんです。

 

アメリカではカニエ・ウェストが大統領選に出馬するのだから、世の中おかしいですよね。

 

もしかしたら私だって都知事に出馬できるかも?と思えてきます。w 

 

取り敢えずは、これからの世界がどうなるのか、みんなで見守りましょう!というか変えていく努力をしましょうね!!ということですね。

 

 

PS: シェリル・サンドバーグは「リーンイン」の本を出した数年後に夫を47歳と言う若さで亡してしまいました。が、悲しみを乗り越えて、最近再び婚約した次第です。彼女にとっては3回目の結婚になるようですが、下のインスタグラムにも「貴方が全て。これ以上愛することなんてできないわ!」と書き込みしています。本の内容には賛同できませんが、女性が幸せを求める姿には共感します。お幸せに❤️

 

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