イズの美しい歌声
わかります。
気持ちは、わかりますよ、東京都。
でもですね。
残念ながら伝わりません。
この「コロナ感染防止レインボウマーク」は。
しょっぱなからいきなり余談ですが、ほんとうにいい曲ですよね。
虹の彼方にはきっと夢の中に出てきたような素敵な場所があるんじゃないかな?なんて思いますよね。
みんな、そう信じて、毎日頑張っているのです、実際に。
この歌に私も何度も励まされました。
辛かった時期に何度この歌を聞いて一人で涙を流したことか ❤️
懐かしいなあ。
彼は、イズという愛称で親しまれているハワイアンのシンガーなのですが、もう既になくなっている方です。
体が巨体で340キロぐらいあったそうですが、肥満が原因で1997年に亡くなりました。まだ若38歳とかったのに。
あ、この曲は勝手に私が出しているだけで、東京都のコロナ感染防止マークとは全く関係ありません。
東京都の感染防止徹底宣言ステッカー
で、昨日、このTwitterの投稿を見たんですね。
いつもフォローしているリアルでも仲良しのお友達のフィードだったのですが
えぇ?
なんじゃこりゃ?
と信じられませんでした。
ところで東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」ってそもそもなんでレインボーなん?レインボーといえば世界的にLGBTQ+プライドのシンボルとして定着してるのに、それをなぜ新型コロナの感染防止徹底宣言に使おうと思う?このステッカーをデザインした人と採用した人のセンスを疑う。違和感しかない。 pic.twitter.com/9VlGWEe1uu
— Sooim Kim (@sooim_kim) July 31, 2020
東京都、大丈夫?
と正に、彼女に100%同感しました。
なんで、こういうことするのかな?
この間の「Go to トラベル」と言い、日本の政府がやることって、なんだかちょっと世界的位置から見ると、かなりずれていると思うのですが。
島国なんだなー?とガックリきます。
普段ならそれが日本だし、実際に島国なんだからしょうがない、ということで済むのですが、世界的危機に陥ってる今、その問題対策で、あまりに世界の感覚とかけ離れたことをしていると、やはり日本って???となってきますよね?
今の政治家たちが世界を引っ張れるとは決して期待しませんが、国際舞台で浮いてしまう存在にもなりかねないし(既になってる?)、日本の将来が心配です。
こういう風に言うと、日本を悪く言ってると、またダーリンが怒りだすかもしれませんが、こういう感覚は、どう考えても正さないといけないと思います。
ちょっと前に「グローバル化」だのなんだのって言ってたのって一体、何?と思えてきます。
それに、仮に、来年東京オリンピックを続行するなら、こんなマーク使っていたら、外国人が来た時に、混乱を招くだけだと思うのですけどね。
どう考えても理解できないです。
悩めるなあ。
結婚に向けた気運醸成キャンペーン
小池都知事って、頭いいと思うのに、結構びっくりすることやりますよね?
以前も、少子化防止のためのキャンペーンだと思ったけれど、2020年東京オリンピックを誰と見たいですか?というテーマで「愛する人と一緒に見ましょう」みたいな動画を見たことがありましたが、その時にも
あり得ねー!
と思ったんですよ。
誰と見ようが勝手でしょーが。
と思いました。
余計なお世話でしょっ!!
フガフガっ。
まあ、普通に考えるとあまり嫌いな人とは、見ないと思いますけどね。
オリンピックを見る時に、誰に一緒にいて欲しい、とか、そういうのは、婚活イベントの企画会社とかがやるなら、まだしも、なんで東京都がやるんでしょう?と思ったんですね。
あまりに余計なお世話で、書いてて興奮してきてしまったので、思わず検索してしまいました。
そのキャンペーンとやらはこれでした。
そうだ、そうだ。これだった。
もう絶対にあり得なくないですか?
そりゃあ、私の場合ですが、結婚っていいものだと思うから何回もするんですが、別にしなくてもいいと思うし、こういう風に言われると、そういうのだけが人生じゃない、と言いたくなります。
それに結婚してたとしてもスポーツとかが嫌いな相手だったら、一緒に見ないだろうしね。
と、相当ムカっと来たこと覚えています。
虹の彼方に
今回、東京都が虹をモチーフにして「コロナ感染防止レインボウステッカー」を作ったのには、多分、東京都の思い入れも入っているのだと思います。
そうですよね?
私たち、東京都民としては、やっぱりオリンピックを成功させたかったですから。
それに、オリンピックを抜いて考えても
「コロナのせいで、人生めちゃくちゃ!」
ぐらいに思っている人たちはたくさんいると思います。
勿論、亡くなった方もいるし。
だから、みんなの気分としては、上の歌の歌詞のように
きっと虹の彼方には、
苦しみや悲しみや
イザコザなんかも何もない
夢のような場所があるのね〜
そういう場所を
早く探しに行こう
小さい鳥たちが
虹を超えてその場所へ
跳び立っているのだから
私にだって行けるわ!
みたいな気持ちを込めて「虹」を希望の象徴として選んだのかもしれませんね。
この歌って、かなーり前向きに「これから頑張ろう!」という歌でもあったんですね。
オズの魔法使いのドロシーはLGBTQ+のクィーン
ただ、ですね。
これもアメリカでの常識ですが、この「虹の彼方に」という歌を「オズの魔法使い」の映画の中で歌って人気が出たドロシー役のジュデイー・ガーランドは、ライザ・ミネリのお母さんとしても有名なのですが、実はバイセクシュアルでもあったと昔から公言している人なんすね。
だから、彼女が亡くなった時も、LGBTQ+コミュニティーでは、かなりなニュースになったらしいし、それからというもの、どんどん彼女の存在がお大きくなって行ったみたいです。
レインボウの旗が同性愛者解放運動に使われるようになったのもの、ジュデイー・ガーランドが歌ったこの歌のためだと言うことなんですね。
毎年夏に行われるゲイパレードなどの時も、ドロシーの格好した人や、この歌を歌って盛り上がっているグループも目にします。
そういうことは、ウィキピディアにも書いてありますね。
LGBTQへの影響
ジュディは60年代のアメリカで同性愛者に対して理解を示していた数少ない著名人の一人だった。ジュディの父親がホモセクシュアルであり、自身もバイセクシュアルだったとされる[11]。そのため彼女の死のニュースは、当時の同性愛者のコミュニティに大きな動揺をもたらした。史上初の同性愛者による暴動「ストーンウォールの反乱」は、ジュディの葬儀が行われた教会付近で葬儀翌日に起きており、彼女の死によるコミュニティ内でのショックが影響していたとも言われている。こうした経緯から、ジュディは同性愛者にとって象徴的な存在となった。現在「レインボー・フラッグ」が同性愛解放運動の象徴として用いられるのは、彼女が『オズの魔法使』で歌った「虹の彼方に」から由来している。また「ドロシー(=ジュディ)のお友達」はスラングで「同性愛者」を指すことがある。
だーかーらー。
ダメでしょ。やっぱりこのマークは。
勿論、必ずしも「虹=同性愛者解放運動」と絶対なるわけではないのですが、「ロゴ」など象徴的な場面で使われる場合は、どうしても考えざるを得ないわけで、これは避けなければいけないものだったと思うのですよねー。
アメリカでは少なくともこういうことは「みんな」が知ってるというレベルです。
一体これは、誰がデザインしたんだろう?
と思ってしまいました。
気がつかなかったんでしょうか?
だとしたら、本当に知らなさすぎ。