クルードラゴン、お帰りなさい!
ドキドキ。
もうすぐスペースXのクルードラゴンがISS(国際宇宙ステーション)から地球に戻ってくる予定なんですよー。
アメリカでは、かなーり明るいニュースでもあります(また株価が上がるかな?)。
なんてったって過去に2回の事故が起こり人命を失ってから、もう「スペースシャトル」は飛ばしません、となってましたからね。
その後、アメリカ政府は、民間企業にスペースシャトルに代わる優れたロケットの開発を呼びかけていました。
そこで選ばれたのが、あの「テスラ」を作ったイーロン・マスク率いる「スペースX」のロケット「ファルコン9」だったんですねー。
きゃーん❤️
話がイマイチ見えてない、という方のためにざっと説明しておきますが、今年の5月30日にフロリダから飛び立ったスペースXが作ったロケット「ファルコン9(クルードラゴン)」がISS(国際宇宙ステーション)にドッキングすることに成功し数ヶ月そこで過ごした後に、8月2日の今日、再びアメリカの地に、無事に帰ってきた、と言うニュースなんですね。
民間企業のロケットで有人飛行が成功したのは、史上初なんです。
すごくないですか?
しかも、アメリカにとっては、約10年ぶりにアメリカ人宇宙飛行士がアメリカ製のロケットに乗って、アメリカの地からISSへ行って帰って来るのに成功したわけですから、歴史的快挙って盛り上がっているわけです。
ツイッターなどのソーシャルミディアのタグは #LaunchAmerica。
かなーり、アメリカ・アメリカ!って感じになってます。(昔のソ連と争っていた時を思い出しますねー)。
"Thanks for flying @SpaceX."
— NASA (@NASA) August 2, 2020
📍 Current Location: Planet Earth
A 2:48pm ET, @AstroBehnken and @Astro_Doug splashed down, marking the first splashdown of an American crew spacecraft in 45 years. #LaunchAmerica pic.twitter.com/zO3KlNwxU3
テスラのイーロン・マスクという人
スペースXの創立者のイーロン・マスクと言ったら、うちの次男の憧れの実業家なんです。
大学でエンジニアを専攻する彼にとっては、GAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)のIT系企業のCEOよりも、今をときめくテスラとスペースXのCEOの方が断然魅力的みたいです。
今のアメリカの若者にとっては「高級車」と言ったら、フェラーリでもメルセデスでもなくて、断然テスラですからね。時代は変わりました。w
次男は、将来はイーロンのようになりたい!と公言しています。今年の夏休みのインターンシップにも申し込んでいたみたいですが、学位が足りなくて(大学院卒以上)落ちてました。w
イーロンは実は、テスラを作る前に「ペイパル」を作った人でもあるんです。これは私も知りませんでしたが、実力ある人は、なんでもやってしまうんだなー、と思った次第。
NASAの生中継
とここでカリフォルニアのお友達から電話があり話をしている間に、無事に水中帰還したというニュースが入ってきました。
おぉー。
今、NASAのライブ中継を見ています。
あ、二人の宇宙飛行士も無事に出てきました!
ちょっと、カプセルのドアを開けるのに時間かかってましたけど、その後行われた会見ではやはりこの部分は指摘されていました。
2人の宇宙飛行士が無事に戻ってきて無事にクルードラゴンから出てこれた、ということが大切である、と強調していましたが、次回のミッションまでには改善する、ということも言っていました。
重力のため二人は自分では歩けなかったみたいですが、笑顔で「サムズアップ」。
元気みたいですね。
お帰りなさい!
きゃー。
1969年にアメリカのアポロ11号が月面着陸した時(嘘だっていう説もありますが)、みんながテレビを見ていた時のように、歴史的瞬間を生で見届けることができて、感動しました。
子どもの頃の夢とブライアン・メイ
特に私は実はこう見えても、子どもの頃から、夜空の星を眺めるのが大好きで、天文学者になりたかったんですよー。
当時は、月へ行きたいとか、そういう感覚すらなかったのですが、大きく広がる空の神秘に魅せられていました。
当時住んでいた実家は、山のてっぺんにポツンと一軒だけ建っていて、ベランダからは空がきれいに見えたんですね。
東京ですが郊外なので、当時の空は、まだまだとっても綺麗でした。
で、その時、崇拝していたイギリスのロックバンドの「クィーン」のギタリスト(ブライアン・メイ)は、実は天文学の博士号を持っていて、彼が作った曲「39」は「クィーン」の曲の中でも私が大好きな曲の一つでもあります。
地球にもう住むところがなくなってしまった39年ごろ、ボランティアの有志が集まって宇宙船に乗って銀河を超えてミルキーウェイを渡ったところに旅に出ました、という内容の歌詞です。
天文学者のブライアンらしい歌詞ですね。
しかも旋律も美しいんですよ。
私はこの曲を聴きながら、夜空を見つめてミルキーウェイってどんな風になっているのかな?などと思いを巡らせていたわけです。
だからですね。あまりこの話はしたことがないのですが、実は、私は宇宙飛行士とか天体とか、天文とか、月とか太陽とか、そういう話になったら、思い入れがあるのですねー ❤️
スペースXクルー1・2に日本人宇宙飛行士が選ばれた
で、5月30日に打ち上げられたものは、「クルードラゴンデモ2」と呼ばれるあくまでも「テスト」打ち上げです。
それ以前に実は3回も打ち上げには失敗していたわけで、スペースXとしても資金も足りなくなってきて、かなり後が無いという状態でした。
なので、今回のデモ打ち上げは失敗が許されず、いろいろと調整されていたのですね。本当に成功してよかったです。
そして、次回に打ち上げが予定されている9月の「スペースXクルー1」という本打ち上げでは、なんと日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも指名されています。
先ほどの会見にも次回のクルーとして指名されている4人の宇宙飛行士が揃って出ていました。
野口さん、180センチと長身のようで、一際目立っていましたね!ああいう国際舞台で、日本人の男性が目立つことは珍しいので、とても喜ばしいことです!
しかも、なんと彼、英語がとっても上手です。綺麗な発音と、間違いのない文法と、完璧でした。
すばらしいですね。
経歴を見ると、ずっと日本で教育を受けていたようですが、どこで英語を学んだんだろう?
いやあ、来年の春に予定されている今回のロケットを再利用して行われる「スペースXクルー2」の宇宙飛行士「船長」には、星出彰彦さんが決まっているそうで、日本の将来も明るいですね!と思えてきました。
世の中がコロナ禍で大変な時ではありますが、こうやって明るいニュースもあるということ。
これらの打ち上げが成功したら、いよいよ民間人が月に行くというのも本格的に可能になってきますね。
凄っ。相当な金額であることは確かですが、私も死ぬまでに行ってみたいなー、なんてまたバケットリストが増えてしまいました。
イーロン・マスク、これからも頑張って欲しい!
カニエ・ウェストが大統領選挙に出馬すると言った時、100%支持するというイーロンの発言が気になるけれど、次男は
「そんなの関係ないよ!」
と言ってます。
確かに今の大統領候補者では、みんなが微妙で、どんぐりの背比べ、かも。
いずれにしても、今日はコロナを忘れて、アメリカは結構盛り上がってます、というお話でした。