米国東海岸の給油所でのガソリン不足は引き続き酷い状態で、今週末はやはり遠出はできないかな?といまだに心配している毎日ですが、そういう時に動画も一本撮りました。
私たちが決断したことと、その決断方法について。
そして、それぞれの思い込みなど。
人生も折り返しを過ぎて下坂になって来ると、いろいろ地雷を抱えてしまうものですよね。
でもってどういう人生であれ、今まで生きてきた自分の人生を否定されたくもないし、守ってしまいがちです。
守るものがあるというのはある意味素晴らしいことなのですが、それが逆に「弱み」になりますから気をつけなくてはいけないと思います。
ちょっと話が飛びますが、今回のロシア人らしきサイバー犯罪集団による米国最大燃料送油管会社コロニアルパイプへのサイバー攻撃も「身代金」が目当てだったそうですね。
コンピューターのシステムは比較的すぐ回復したとニュースでは言っていましたが、実はコロニアルパイプは500万ドルぐらいの身代金を払ったということみたいです。
最も正確な値段は噂にしか過ぎず、実際の額は不明ですが。
世の中のためにそんな大金を払うなんて、その会社はすごい太っ腹ですね!と思うのは私だけでしょうか?
今回のハッカー集団の目的は「身代金狙いのビジネス」だと言うことですが、ちょっとやり過ぎた、と独自のウェブサイトで謝罪文を出したんですよね。
オリジナルサイトは見つかりませんでしたが、この記事で見てください。ロシア語なので、わかりにくいですが。
犯罪集団にもモラルがあるのか?
というか、このグループは「お金儲けのためであり社会を混乱させるつもりはさらさらなかった。今後は、狙う会社の業種をよく調べてから攻撃します」
みたいに書いてあります。
なんだかねえー。
今回も、相手の会社のセキュリティーの弱さを狙って身代金を要求し、支払い後にはコンピューターシステムのロックを解除するための解読ツールを渡しますよ、ということだったみたいです。
それで解除コードを売るビジネスということで、速やかなビジネスのつもりだったのに、政府を巻き込む大騒ぎになり反省している、ということみたいです。
コロナ禍で多くの人たちがリモートワークをするようになり、自宅で会社の企業秘密的書類を開くことになった現在は、セキュリティーの確保は一般庶民の間でもキーワードになっています。
私の職場は政府関係なので昨年ロシア人ハッカーによるサイバー攻撃を受けて大変だったのですが、もしかして身代金とか払ったのでしょうか?
その辺は知らされていませんが、回復に1ヶ月ぐらいかかったと思います。
コロナの混乱が始まった時でもあり、散々でした。
今はなんでも2段会承認みたいなのが当たり前ですし、パスワードは数知れずあるし面倒な世の中になっていますが、ある意味便利なツールを得るためにはしょうがないですよね。
しかしコンピュータシステムは回復しましたが、いまだにガソリン不足は変わらずで、生活はまだまだ不便です。
しかーし。
アメリカ人はガソリンの買い溜めはしますが、コロニアルパイプに対して文句を言う人は一人もいませんね。
早くノーマルな生活に戻ったらいいな、とはみんなが思っていますが、自分じゃどーしようもないことだし、ガソリンが買える給油所を探して買いに行く、それができなければ大人しく家でゴロゴロするって感じでしょうか。
私たちもこんな時に緊急事態に陥らないで家に引きこもれる状態に感謝するのみですね。
動画とは全く関係ないことを書いてしまいましたが、ある意味「守るもの」があると身代金を要求される、という話でした。
守るものがない人生なんてないと思いますし、守るものを弱みにするのか強みにするのかもその人次第ですよね。
話がわからなくなりそうなので、今日はこの辺で。