いつまでも乙女なママのいばら道からバラ色の人生に

アメリカ在住・バツ2・子ども3人・どん底から浮かび上がって現在婚約中・世界一幸せです

英語の「忍耐」の中にある隠れた意味いろいろ

この間、あまりにも絶望的になってダーリンのビザのことを友人に話していたのですが、アメリカ人は、みんながみんな

 

「なんでアメリカ大使館にガンガン電話しないの?」

 

とか

 

「私だったらホワイトハウスに手紙を書く」

 

とか再び散々言われました。

 

終いには

 

「Don't be patient!」

(大人しく黙ってたらダメよ!)

 

「まあアナタたちがそれでいいと思っているんだったらいいけど、私だったらなんとかビザが取れるまで闘うわ」

 

と言われたりして。

 

うーん。

 

私たちって本当は、これでいいと思ってるのでしょうか?

 

アメリカ人ってやるとなったら最後までやるって感じの人たちで、その意思の強さには脱帽します。

 

 

アメリカ流「耐える」方法

友人に言われた

 

「Don't be patient!」

 

という言葉は、直訳すると

 

「耐えていたらダメ」

 

という事になるのですが、この場合は「大人しく黙ってないでもっと怒って抗議するべき」と言うことになるのだと思います。

 

最近、SNSを見ていてもアメリカ人の友人たちの間でも「忍耐(perseverance)」というのをキーワードにしている人たちが多くなっているのは、気のせいでしょうか?

 

ビジネス業界でもよく言われる英語ですが「The three Ps」と言うのがあります。

 

「perseverance」とはその「3つのP」の一つで「辛抱強さ」、「粘り強さ」とか「やり抜くこと」という意味があるんですね。

 

他の2つのPは「patience」と「persistance」で、どちらも「忍耐」とか「我慢する」という意味です。

 

日本語にするとどれもが「耐える」という意味になると思います。

 

つまり、アメリカでも今は「耐える」時期だということなんでしょうね。

 

私がイメージする日本語の「耐える」とは

 

「黙って我慢してなるようになるまで待つ」

 

という感じです。

 

でも、ですね。

 

英語のこの3つの単語には同じ「耐える」でも、それぞれ違う意味が微妙にあるんですね。

 

「patience」:どういう状況でも感情的にならず冷静に受け入れることができる力があること。つまり「怒らない」と言う意味が深くなります。

 

「persistance」:逆境の時でも引き続き自分が決断したことを変えない力・頑固さがありひたすら努力し続けること。「困難な状況」でも諦めないこと(必ずしも目的は達成されないかもしれませんがそれでも「抵抗」し続けること)。

 

「perseverance」:目標が達成されるまで粘り強く諦めないでやり抜けること。目標にむかって最後まで諦めずに達成するまでやり抜くこと。

 

こんな意味合いだと思います。

 

つまり、ビジネスにおいての「The three Ps」の哲学ですが

 

「感情的にならない」

「逆境でも諦めない」

そして

「目的を達成するまでやり抜く」

 

というこの「3Ps」のプロセスが一つ一つ必要だということなんですね。

 

あ、「3P」と間違わないでくださいね。

 

「3P」と言ったら「3 people」の略となってしまうので意味が全然違ってきます。

 

もっとも、みんなが想像するだろうあの意味は、英語ではあまり使われませんけどね(他の単語があります)。

 

忍耐の中にも「行動」することが大切

日本人は「ダメです」と言われたらあまり理由も聞かずに「そうですか」と留まる人が多いと思います。

 

規律を絶対的に守るという意味ではいいことなのですが、「説明責任」が取れない政治家などが多いのは、相手を説得させる理由を述べる習慣が、日頃からあまりないからなのではないかなと思ってます。

 

確かにトランプ政権が方針を変えてビザをゴーにする日を待っていてもいつになるのかわからないし、私たちの人生が政治で大きくコントロールされてしまいますよね。

 

そんなことでいいの?

 

と言うことになりますから、やはり私なりに対策を練ることにしました。

 

アメリカ流に、行動を起こすってことで。

 

最近は日本もそうかもしれませんが、アメリカでは不可能を可能にしようとしている人たちには必ず道は開けるのです。

 

よーし。

 

手紙書くぞー!

 

今、大統領選挙前だから、国民の声もきっとよく聞いてくれるに違いない。

 

なんて友人も言っていました。

 

まとめ

アメリカでは「黙って耐える」というのはあまりいいイメージがないみたいです。

 

が、同時に「怒りを爆発させる」こともよくないのですね。

 

やはりなんでも冷静に対応することは「アサーティブコミュニケーション」においてもとても大切だと言われています。

 

それと、何か主張を訴えたり抗議をする時には

 

「正しいやり方」でする

「正しい人」に訴える

 

ということですよね。

 

特にアメリカでは、掃除機が壊れてメーカーに電話してたまたま電話に対応してくれたメーカーの従業員に文句を言ったとしても、全然意味がありません。

 

カスタマーサービスで文句を言っても

 

「私にできることはありませんが、新しいものと交換したい、ということでしたら担当部署にお繋ぎします」

 

と言われるのがオチですね。

 

何のために電話しているのか?という目的意識を持って「何がしたいのか?」「してほしいいのか?」ということをはっきりさせないといけません。

 

怒りを爆発させ愚痴りたいだけなら、話は聞いてもらえませんし、癒されることもないでしょう。

 

たらい回しにされる分、余計にストレスになったりします。

 

でも正しい人にたどり着いて正しく訴えることができれば、主張は必ず聞いてもらえる、という国なんですね、アメリカは。

 

もちろん、簡単なことではありませんし、時間は黙って待つのと同じぐらいかかるかもしれません。

 

それでも同じ時間が経った後には、自分の人生をしっかりと生きているって気持ちになってくると思います。

 

つまり、行動を起こした人は、コロナや人のせいにしてないで、自分の人生はしっかりと自分で責任が取れるようになってる、ということなんですね。

 

コロナ禍で忘れていましたが、こんな時でも「納得の行く人生を歩む」ことってやっぱり大切なんだなと思いました。

 

誰の計らいかわかりませんが、そういうことを思い出させてくれるために、「perseverance」という言葉が目立って私の目に入ってきたんだな、と思っています。

 

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Perseverance で検索したら出てきた無料画像です。岩の間でも綺麗な花を咲かせること

この精神で生きて行きます!