夏が終わりを告げるレイバーデイの3連休の週末あたりにいつも佳境を迎えるのがアメリカニューヨークで行われるテニスの全米オープンですね。
今年は、コロナの影響で、やっぱりいつもとはちょっと違った雰囲気で行われています。
無観衆だし、欠場の選手もいたりして、微妙なところですね。
大坂なおみは順調に
昨日の段階では大坂なおみちゃんが準々決勝へと勝ち進みました。
全米オープンテニスの前座的に行われた「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」トーナメントで太腿の後ろ側を負傷し、リタイアとなってしまったのですが、その足の傷も順調に回復に向かっている様子で、安定した動きで勝ち進んでいます。
「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」のボイコット騒ぎでは賛否両論でしたが、その騒動でも精神的大きな成長を見せ、自信へとつながっているように感じます。
大坂なおみのマスクに書かれた名前
今回のトーナメントでは、「BLM」に関する抗議を続けるために7人の犠牲者の名前が書かれた7つのマスクを持ってきたとのことでした。
昨日の試合ではなおみちゃんはマスクについてインスタグラムでこのように言っていました。
Actually I have a lot to say about this. I remember Trayvon’s death clearly. I remember being a kid and just feeling scared, irreverent info but I actually didn’t wear hoodies for years cause I wanted to decrease the odds of “looking suspicious”. I know his death wasn’t the first, but for me it was the one that opened my eyes to what was going on. I remember watching the events unfold on tv and wondering what was taking so long, why was justice not being served. To see the same things happening over and over still is sad. Things have to change.
本当は言いたいことはたくさんあるのよ。トレイヴォンが死んだ時のことよく覚えているわ。子どもだったから怖かったけど、不審に思われたくなかったからフーディーは何年も被りませんでした。彼の死が最初じゃないことぐらい知っているけど、私にとってはこれが最初のきっかけとなったの。テレビで見てても問題解決に何故こんなに時間がかかっているのか?正義で裁かれないのか?これ以上同じことが繰り返されるのを見るのは悲しすぎる。こんなことは起こってはいけないのです。
Trayvon Martin:下のウィキピディアを参照
現在までに出てきた名前も紹介しておきます。
Brenna Taylor:交際相手と一緒に就寝中に警察に踏み込まれ8回発砲され死亡
Ahmaud Arbery:米南部ジョージア州でジョギング中に白人の男2人によって銃殺
Elijah McClain:買物の後に自宅に向かって歩いている時に3人の警察官に攻撃され病院へ運ばれる途中に心不全を起こし数日後に死亡
まだあと決勝まで3回戦あるわけで、3人の名前が全部登場することができるかどうか、見守りたいです。
大坂なおみのシューズにも注目
先日は、彼女のサイン入りナイキとコムデギャルソンのコラボスニーカーが11月に発売になることを書きましたが、すでに大坂なおみが試合でお披露目しているスニーカーが注目されています。
🙊. @Nike x @COMMEGARCONS Naomi Osaka blazer coming this November ☺️👟🔥 #cdg pic.twitter.com/UpJ2BPgskD
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) 2020年8月30日
彼女のサインの下に「Home is where the heart is」と古代ローマの哲学者による言葉が書かれていて、「心があるところが故郷です」という意味のものです。
自分が「どこの出身であるかどうかがずっと問われ続けているなおみちゃんが、みんなに伝えたいメッセージなのかもしれませんね。
セリーナ・ウィリアムズの記録
セリーナ・ウィリアムズは調子づいている感じがします。昨日の試合を勝ち取って、全米オープンテニスでの105勝目を上げました。
クリス・エバートが保持していた101回勝利を昨年、決勝まで進んだセリーナが上回りました。
これはかなーりすごいことなんですね。
トーナメントは7回戦ですから、105回勝つためには、どのぐらい長い年月の間、勝ち続けてきたか、計算できると思います。
他のグランドスラム大会のトーナメントを入れると、マルチナ・ナブラチロワがウィンブルドンでの120回という勝利回数を誇っていますが、セリーナ・ウィリアスムの105回を上回るのは、これだけです。
もう一つのセリーナの記録としては、今回の全米オープンテニスに優勝することが出来たらマーガレット・コートに並ぶ24回目のグランドスラム優勝ということになります。
昨年はカナダの新星ビアンカ・アンドレースクに譲りましたので、きっと今年は絶対に欲しいタイトルだと思っています。
カナダ人新星デニス・シャポバロフ
さて、男子の方ですが、今回12位にシードされている21歳の左利きのデニス・シャポバロフ。
なかなかよくないですか?
新星としては、私はここ数年、ギリシャのステファノス・シチパスを応援しているのですが、シャポバロフは、トーナメント史上ベスト8となったカナダ初の男子選手ということみたいですよ。
ステファノス・シチパスもギリシャ初って感じの選手でしたし、彼はユーチューバーとしてもなかなか面白いので私は注目しています。
デニス・シャポバロフも、シチパス同様、長身でかなーりイケメンなので日本でもこれから人気が出ると思います。
あー、でも日本の女子のみなさん、1年続いている彼女がいるみたいですよー。
お似合いのカップルですね!
今日の試合の途中で、ショットをミスった後にジャコビッチが何気なく放ったボールが審判に当たってしまっい出場失格を食らったことについて、シャポバロフ自身にも起こったことがあり「super unfortunate(とても不運なこと)」と表現していますね。
「ラインズパーソンが無事でよかったです!」
ということでまとめていました。
昨年の女子はやはりカナダ人選手が優勝していましたが、今回はシャポバロフの他にもカナダ勢の活躍が目立ちますね。
大いに期待したいです!