ダーリンがアメリカに来てやったこと。
それはなんと映画のオーディションでした。
結構昔から公言していたのですが、私がこれから叶えたい夢の一つの中に「ハリウッド女優デビュー」というのがあるのですねー。
これにはいろいろ理由があるのですが、まあその理由はさておき、たまたま長女が8才ぐらいの時、ディズニーチャンネルに出ることに憧れてアクティングスクールに通っていた時があったのですが、そういうところから各種「コンテスト」などにお誘いが来るようになりました。
当然、お金目当てのビジネスでやっている「ビューティーコンテスト」なども多いし、私はそういうのは全然好きではなかったのですが、子どもに懇願されて、どんなもんかな?と一回参加してみたら、そこからどんどんハマってしまいお誘いが次々に来るようになりました。
それで、長女のオーディションやらに付き添いで行っていたらあるキャスティングディレクターから
「アナタ、母親役でやらない?」
みたいに私にも話が来たのがことの起こり。
(もっと言うと、長男がモデルの仕事をアメリカで始めるようになったのもそのキャスティングディレクターが誘ってくれたからです)。
きゃーん。
ほんと?
私、いろいろなこと経験したけど、未経験なことって、ダンサーデビューと映画デビューかも。
だったらやってみようかなあ?
なんて思ったりして、長女と一緒にオーディションなどにも参加するようになった次第です。
長男も東京でモデルで頑張っていたし、母もシルバーモデルで私よりも先にコマーシャルデビューしていたわけですよ。
高齢者モデルも最近多いし、これはこれからの時代、需要があるかもよー?なんて思ったりして、すっかりシルバーモデルの域ですがやることにしたんです。
なんと言っても楽しいしね。
オーディションに行ったら、私のように本業は他にもあって「趣味」で楽しみながらやってます、という人も中にはいるんですね。
よく日本でも本業が弁護士だのパーソナルトレーナーだのと言う外国人タレントがいるじゃないですか?
あんな感じ。
日本ではやっと副業が許される時代になってますが、アメリカでは元からが終身雇用なんてないし、自分の身は自分で守るしかない社会ですから、とっくの昔から「パラレルキャリア」が盛んだったわけですね。
なので、私も。
が、一人の時はやはり大変で、いきなり入って締め切りにも厳しい業界では、なかなか仕事に漕ぎ着けず、オーディション専門タレントみたいになってました。
セルフテープは、実際の現場じゃないので、全て「想定」で演技をしないと行けないし、相手がいる場合は上手い役者でないと気持ちも全然込められません。
途中から長女はダンスに意識が向い演技への興味がなくなってしまったので協力してもらうのも大変になりました。
自分にやりたいことがあってもなかなか思うように行かない日々がずっと続き、悔しい思いで一杯になることも多かったです。
ダーリンはそんな私の夢を笑うことなく、信じてくれています。
「デビューするなら今だから」
と真剣に応援してくれるのがとっても嬉しい。
でもって、「ついで」にダーリンのことをキャスティングディレクターに言ってみたら、彼女もジョーを気に入ってくれて演技がどのぐらいできるか見たいからデモテープ送って、と言われた次第です。
イェーイ。
「英語はアナタがトレーニングしてね」
と。
オッケー!
やります、やります。
コマーシャルなどでも本当の家族とか夫婦の方が仕事を取りやすかったりするみたいだから、いろいろ可能性は出てくるかも。
わー、ダーリンと一緒にこれからできるのね。
と思ったらますます楽しみになってきました。
さて、どうなるでしょうか?
時間はかかるかもしれませんが、ずっと諦めなければきっと死ぬまでに一本はハリウッド映画に出られるかも、と思います。