いつまでも乙女なママのいばら道からバラ色の人生に

アメリカ在住・バツ2・子ども3人・どん底から浮かび上がって現在婚約中・世界一幸せです

人生の選択:離婚

 

イマドキの離婚事情

アメリカでは、離婚歴が数回あっても別にフツーって感じで、昔はお金持ちやセレブたちのみの婚前契約(プリナプチュアル)でしたが、今は一般庶民でも当たり前のように交わすようになってきました。

 

最初の結婚は「starter marriage」と英語では呼ばれて「取り敢えず練習でやってみる短い結婚」みたいな意味にもなっています。

 

「初めて購入した家」という意味での「starter home」とか「starter house」とか言うのにひっかけて始まったのだと思います。

 

もちろん、アメリカンジョークですけどね。

 

離婚を選ぶということ

コロナ禍で日本では離婚が増えたという話ですよね。

今まで抱えていた問題が表面化した、ということなんでしょうか。

 

多分ですが、喧嘩ができる間はまだやり直しも可能なのだと思います。要は、言いたいことが言えなくなってしまった時にどうするか、ということなんだと思います。

 

仮面夫婦の場合は多くの場合が喧嘩ができなくなった状態ですよね、きっと。

 

それで一緒にいるってキツイと思います。

 

それでもいいならいいのですが、私的には離婚も悪くないですよ、と言っちゃいます。

 

私の場合、2回しましたが、する度に成長していると自分では思っています。☺️

 

だからね、コロナ離婚、いいと思いますよ。

 

私は女性の悩みゴトを聞く仕事もしているのですが、話を聞く人たちは、みんながとっても耐えています。

 

すごいな、と思います。理由がしっかりとある場合は、優先順位もわかっているわけなので、偉いですよね。

 

多くの方は、家族のため、子どものため、体裁のためという感じみたいですが。年金のため、というのもありますね。

 

個人的には体裁のためというのはあまり好きではないのですが、それもご本人が納得しているのであればいいのではないかなと思います。

 

ただ、そういうのは最初は良くてもだんだんそうでなくなってきたりするのが常なので、その場合に自分の気持ちにどう対応するか、ということになると思います。

 

不満も出てくるだろうし、そうなると小さいモヤモヤがどんどん大きくなってしまいますからね。

 

そうなると厄介なことになってしまいます。

 

そういう時に、人生は一度きりですよねー。なんて言うと、泣き出す人も多いのは、納得して耐えているのにも関わらず、まだまだ諦めたくないと思っているからなんだなとわかります。

 

離婚をしないという選択を取る人の中には、生活が変わるのが怖い、というのもあるでしょう。

 

人間は実は変化に弱いですから、変わりたい、と思っていてもなかなか変われなかったりするのは、どこかで変化に抵抗する自分がいるからなんだそうです。

 

でも、気持ちが辛くなって行き、これ以上自分にも偽ることができない、となった時には、自分のために自分の人生を生きる選択をする、つまり離婚という選択肢を選ぶという人も出てくるわけです。

 

私が「離婚することにしました」と職場の人たちに言った時には、みんなから拍手されました。

 

離婚大国でなくなってきたアメリカ

日本では離婚率は増えているようですが、今のアメリカは逆に離婚率は下がってきているということです。

 

えぇ?

なんで?

 

と思いますよね。

 

単純にやはり経済的なことが一番みたいです。

 

結婚もお金がないとなかなかできませんが、離婚するのもお金がかかりますからね。それに離婚後の生活レベルを維持するとなると、女性も男性も違う意味でそれぞれ大変さがあります。

 

男性は、家に女性がいないと食生活も乱れるだろうし、専業主婦だった女性はやはりこれから一人で生活を支えるとなると不利になるのは明らかですよね。

 

なので、離婚は避けて通ることが出来たら、その方が楽だ、ということになるのですね。

 

アメリカ人も耐える人は耐えるし、我慢している人も大勢います。

 

つまりは、こういうのも全てが優先順位の問題だと思います。

 

ミレニアル世代の若者については、そもそも結婚についての価値観が変わってきていると言う話もよく聞きます。

 

結婚したくない、という人もいるみたいですしねぇ。

 

多様化が進む世の中では、昔のように結婚しなくてはいけない、という社会のプレッシャーもなくなってきているのかもしれませんね。

 

子どもができないと結婚しない、という人もいるかもしれませんが、結婚とは本当に愛し合う人たちだけの制度である、というような傾向も今のアメリカにはあるのかもしれません。

 

子どもが第一優先のアメリカ

私たちの世代だと離婚を重ねる人たちもざらなのですが、一方で「ペアレンティングマリッジ(子育て結婚)」ということで、子育てするためだけの結婚と割り切っているカップルもいるのだそうです、アメリカにも。

 

この人しかいない、と思って結婚した夫婦もそのうちに愛がなくなり気がついたら、子育てを一緒にしているだけの「仲間」とか「同志」という関係になっている人たち。

 

「仲間」とか「同志」ならまだいいですけどね。「敵」みたいになったら最悪です。

 

それに最近はアメリカでも経済的な理由から、離婚しても同居を続ける、というカップルもいるんですよ。どちらかが引越しできない状態ってやつですね。子どもがいると、便宜上、都合がいいということもあると思います。

 

用がある時以外は口を効かないルームメイトってノリですね。

 

ほんと、アメリカ人って、かなーり割り切ってる人たちです。

 

友人の中には、新しい夫がいるのに、元夫も子どもも一緒に住んでいた、という人もいます。元夫はベースメントに住んでもらって、自分と新しい夫は上の階でという二世帯住宅みたいな感じで。

 

いろいろですが、そうなってくると、私の常識レベルではちょっとあり得ません。友人の場合は反対でしたが、一夫多妻と同じぐらい嫌かな。

 

プレスリーの娘のリサ・マリーも今では4回ぐらい離婚しているみたいですが、最初の夫との間に子どもがいたようで、親としての「ユニット」を保つために、彼女が再婚(再再婚?)したぐらいの時に、彼女の豪邸に元夫も一緒に住んで子育ては「みんなで」していると言っているインタビューを読んだこともありました。

 

彼女のように大きい家があればいいのでしょうが、そうなってくると今度は住み込みベビーシッターと同じような感じ?と思えてきます。

 

本人がいいならいいですけどね(何回も言いますが)。

 

詰まるところ、そういうのも全部、二人、またはそれができない場合は弁護士を挟んでの話し合いでどうするか決めるのですよね、アメリカって。

 

アメリカ人はこういう時に頭で考えて「子どもにとってベストなこと」を選びます。

 

私はそこまで割り切れない時があって、弁護士と話していると「私の気持ちはどうなるの?」と言いたくなる時がありました。

 

弁護士は法的にまとめてくれる人なので、確かに彼らは感情を操るプロではないのです。とは言え、人間のことなんだから、感情抜きでは決められないはずです。

 

いちいち感情的になる私に

 

「君にはカウンセラーが必要だね」

 

とさらっと言ってましたし、感情的にならずに元夫と話ができるようなスキルを身に付けないと

 

「一生困ることになるよ」

 

と恐ろしいことも言われました。

 

今でもそれが出来ているとは思えませんが、その忠告はほんと正しかったです。

 

親の都合で離婚をしたのだから、せめて離婚後は子どもには迷惑がかからないように、最善のことをしてあげるのが親の役目、という考えなので、余計な感情を入れないのがいい、というのがアメリカの考え方です。

 

みんなそういう意味では、すっごい努力していますね。結構真面目だし感心します。

 

自分の気持ちよりも子どもの気持ち。大人〜って感じ。ほんと偉いです。

 

だから、別れた夫婦でも子どもの親として協力して子育てをしていく、というのが平均的な生活をしている大人の責任となっています。

 

ハリウッドのセレブがよくやっているやつ。別れても週末は家族で一緒に過ごしてます、とか、子どもの学校の送り迎えは協力してやっています、みたいな。

 

それは一般庶民のレベルでも同じなんですねー。

 

別れてからも連絡を取り合うなんて嫌だな、と思いますが、しかし、結婚というしがらみがなくなると結構楽になるもので、意外にも友達っぽくなれる場合もあるのかも。

 

私の弁護士も言っていたように離婚後、どのように付き合っていくかを真剣に話し合わないといけないわけで、これは子どもがいたら避けられません。

 

離婚が比較的簡単にできるのは、そういう離婚後の取り決めをしっかりと決めることができるからだと思います。

 

離婚したら子どもは父親に会わせない(子どもと会えなくなるから離婚しない)、というケースと、離婚したいから離婚した後でも元夫婦同士協力して子育てする、というのとどちらがいいのでしょう?

 

ケースバイケースですが、私だったら後者を選ぶと思います。

 

子どものために離婚しないという考え方は私にはできない、と上にも書きましたが、離婚して母親が子どもを一人で育てる場合、父親を奪うことになるので、よくないのは明白ですよね。

 

そしてそれと同じぐらいに女性(母親)にとっても一人で子育てをするというのは地獄だということ、女性が気づくべきだと思ってます。

 

子どもを独り占めにして夫に罰として何かしらの仕返しをしているのかもしれませんが、自分の首を占めているようなもの。

 

この部分については、そういう女性も変わらないとダメだと思っています。男女関係は駆け引きが生じてはもう終わりです。しかも子どもを使うなんてもってのほか、だと思います。

 

アメリカの女性は

 

「アナタの子でもあるのだから、私一人に子育てを押し付けるなんて酷いことは許さない!しっかりと手伝って頂戴ね!」

 

と訴えます。

 

だから、離婚後の親権もよっぽどの問題があるわけでない限り(不倫は問題にはなりません)、夫婦半分半分の共同親権というものになるのです。

 

 

運命とか相性とか

断固とした決断がないと取り組めないぐらい面倒な手続きがあるわけで、離婚は勢いでできません。

 

よく「恋愛は面倒だ」とか「結婚なんてするもんじゃない」と言う人たちもいますが、恋愛や結婚が面倒なのではなくて、それがうまくいかなくなった時に別れるのが面倒なのであり、離婚ほどややこしいものはない、と言うのが正しいと思います。

 

男女関係はうまくいっている時は「彼(女)は運命の人じゃない?」と思うし、「二人の相性もバッチリね!」と感じるのですよね。

 

同じ相手でもそれがうまくいかなくなると「間違った相手だった」と格下げになり「相性も悪い」と片付けたくなるのです。

 

相性とか運命とかって私の考えでは男女関係にはないと思っています。

 

好きなほど努力するわけで、二人で一緒に成長できるかどうか、ですから。毎日努力していることがそのうちに習慣になっていき、運命とは、その人の習慣から出来上がるんですよ。

 

つまり全ては私たち次第なんです。

 

親が揉めても子は育つ

子連れ離婚の場合は、いろいろな葛藤もあると思いますし、親権で揉める場合も多いので泥沼化することが多く、本当に悲惨です。

 

もう20年ぐらい前の話になると思いますが、アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンジャーが離婚した時にも、まだ小さかった娘を廻っての親権で長年揉めてタブロイド紙を騒がせていました。

 

で、結局、あーしたいこーしたい、と揉めてる間に子どもはとっとと成人してしまった、ということがありました。

 

それでもまだ二人の決着はついてなかったように思います。

 

皮肉な話ですよね。親が揉めても子は育つってことですね。

 

ステップファミリー

私の場合は「子どもがいるから」という理由で離婚するかどうか迷ったことは一度もありませんでした。

 

そして逆に「子どもたちのために」彼らの父親と復縁することも一切考えたこともありません。

 

現在は、ダーリンと婚約中なので、これからは新しい家族を築くことの方が大切だし。

 

私は自分の人生を優先させたってことになるのかもしれませんが、既に大人の仲間入りをしている3人の子どもたちは、みんなそんな母親の幸せを喜んでくれています。

 

当然感謝はしていますが、これでもし反対されたら、本当に理不尽ですよね。

 

私は子どもたちのデートのためにどんだけ送り迎えだってしてあげたの?彼女や彼氏のクリスマスプレゼントだって買ってあげたしね!なんて思ってしまいます。

 

親って何?となったかもしれません。

 

そう思っている親も実際いるのだから、やはり私はラッキーなのでしょう。

 

ダーリンは、別れた夫婦が今でも連絡を取り合っているということ自体も気に食わないみたいですし、元夫2には絶対に会いたくないと言っています。

 

私はそれこそ友達ぐらいになってくれてもいいのにな、と思ったりして。

 

デミー・ムーアとブルース・ウィリスみたいな関係っていいな?みたいな。今回のコロナ外出禁止でも、彼らは一緒に家に滞在していたみたいですよ。子どもやその恋人たちと一緒に。

 

デミーの場合は、娘の恋人とも付き合ったことあるらしいし、ちょっとキモイですけどね。そういうの。

 

ブルース・ウィリスの今の奥さんもそういう関係を赦すというのは、かなり変わっていると思います。

 

私たちの場合は、長女が結婚式をあげる時は彼女を真ん中に二人でバージンロードを歩くのかな?なんて想像したりもします。そういう時にはちょっと緊張感は走りますねー。おめでたい席なのに。

 

って余計な心配ですね。今から。

 

そういうのを含めて、ステップファミリーにも、それはそれはまた今後の課題は色々とあるのでしょう。

 

人生は一生が修行のようなもの、なんですね。

 

が、忘れてはいけないことは、どんな時でも人生には選択肢がある、ということ。

 

たまに腑に落ちない経験はすると思いますが、 いずれにしても、自分が下した決断に納得して人生を前に進めることができているかどうかでその後の人生や、自分が生きている意味も随分と変わってくるのだと思います。

 

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