いつまでも乙女なママのいばら道からバラ色の人生に

アメリカ在住・バツ2・子ども3人・どん底から浮かび上がって現在婚約中・世界一幸せです

アメリカ大統領選挙前の緊張感がバリバリ

緊迫する大統領選挙前

いやあ、正直アメリカに30年いますが、こんな大統領選は初めてです。

 

コロナの緊張もあるのに、11月3日の選挙日が近づいている今は、暴動が起こるかもしれないということを想定して、色々と準備に取り掛かっている様子です。

 

ホワイトハウスは防弾窓を付けたり。

 

私は昼間はデザイナーとして政府機関に勤めている公務員でもあるのですが、オフィスからは、選挙日はオフィス周りでも何が起こるかわからないので、いつも首につけている「政府機関スタッフタグ」は絶対に付けないように、と言われています。

 

政府関係者だと思われると一般庶民から狙われるのだそうです。

 

ヒョエー。

 

私は人間関係や男女関係についてはとっても保守的なのですが、その他のライフスタイル(特に銃規制・中絶・同性婚など)に関してはとってもリベラル(進歩的)ですから、当然民主党員なのですが、政府機関に勤める身としては、トランプ政権からお給料をもらっている、ということは否定できないのでそういう意味では反トランプから攻撃されてもしょうがない、というところでしょうか?

 

恐っ。

 

で、私たちのオフィスでも何やら緊張も高まっているワケです。

 

全米各地での示威行動

ニューヨークをはじめ、全米各地でもトランプ派の示威行動が次々と展開されているようだし、数日前にはニューヨークのハイウェイが閉鎖されていました。

 

写真だけ見ると、なんだか南部の白人至上主義者が連合軍の旗を掲げて威嚇している感じと何ら変わりませんよね。

 

www.nytimes.com

 

 

www.nytimes.com

 

それがニューヨークとか民主党の多い州にもいるのだから、本当に怖いです。

 

テキサスでもバイデン派のバスをトランプ派が妨害したというニュースもありました。

 

www.cnn.co.jp

 

この事件直後にトランプ大統領は「テキサス大好き!」とツイートしていて、本当に暴動を煽るような言葉をかけているわけです。

 

まあ、彼的には正直なところなのかもしれませんが、国のトップに立つ人の発言とは思えません。

 

テキサスに住んでいる次男のこともそれはそれは心配です。下手に暴動に巻き込まれないで欲しいです。

 

大学生ですから、大学内でも学生運動など起こったりしないかな?と一瞬思いました。

 

が、でも今の学生は昔の学生と違って、いまいち政治には無頓着ですよね。

 

だからこそ、若者の投票を呼びかける運動もそれはそれは凄いのだった。

 

これもある意味時代が違う証拠です。

 

コロナ対応がキーとなるか?

今までの政治で最も大切だった方針は「銃規制」「中絶」「同性婚」「移民問題」「健康保険」という感じでした。

 

これらのことについて、大統領がどのような方針を掲げるかで、国民の大統領への支持率がグーンと変わってきます。

 

もちろん、同じ党内でも意見は違う人もるし、いろいろです。だからこそ、討論会などでは、これらに関しての政策が事細かく論じられるわけなのですね。

 

でも今回は、新しくコロナに対する対応が大きなキーとして追加されました。

 

トランプ大統領は、全てを自分の政権下にあるコロナ対策委員のトップであるドクターファウチの責任だと言って大統領選挙後に解雇する、と言ってます(そしたらバイデンは「私が大統領になったらまた雇い直すよ」と言ってました)。

 

元夫2のニューヨークに住んでいる親戚は4年前はトランプに投票したという人もいたのですが、彼らも今回はトランプはもう嫌いだ、と言っています。

 

やはりコロナ対応に納得が行かなかったみたいです。人の命に関わることですから、しかもニューヨークにとっての損傷は大きかったです(最も銃規制・中絶・健康保険なども人命に関わることなのですが)。

 

私の個人的意見ですが、今回の大統領選は明らかにトランプvs反トランプという感じで、バイデンが好きとかそういうことよりも、トランプが嫌いで「vote out(投票で落とす)」しないといけない、と思っている人が多いということ。

 

そして、トランプが好きという人は、これはもう政治ではなくて、ほぼ人種差別の部分に理由があるような気がします。

 

白人はやはり現在BLMの社会問題の最中でもあり、今までの自分たちの特権的価値観を覆される危機感にあるわけで、私が思うに富裕層は人種的特権が奪われても地位は揺るぎませんが、そうでない労働者階級の白人たちにとっては、それが奪われると他に頼れるものがないですからね。

 

ノースカロライナでの事件

私たちが住んでいる町でいつも買い物をしている食料品スーパーマーケットの裏にあるチャーチでは、ブラック・ライブス・マターの旗が燃やされる、という事件が起こりました。

 

これは、正直お友達が通っている教会でもあり、長女が小さい頃、数回一緒に行ったことがあります(そこでパフォーマンスをするために)。

 

この教会は比較的進歩的で、敷地内に黒人差別反対のBLMの旗やLGBTQ+に対する愛のあるメッセージが書かれたバナーが大きく掲げられていて、横を走る車道からもそのバナーが大きく見えるようになっています。

 

この事件が起こった直後には、教会のトップであるマーカス・マクフォール氏は以下のような文章をFBで発表していました。

 

myemail.constantcontact.com

 

「サインは燃やすことができても、私たちの決意は燃やすことなんて出来ませんから」

 

うーん。

その通りです!

 

そして、サインは既に代わりの新しいものを掲げている、(=ざまーみろ)ってことですよ。

 

この間のローマ法王の発言同様、キリスト教会も変わってきていますね!

 

他にもノースカロライナのグラハムというところでは、先週の土曜日の投票集会の後に参加者の一部でちょっとした事件が起こり、警察側が唐辛子スプレーを使用して逮捕したみたいなニュースもありました。

 

唐辛子スプレーってナニ?と思いましたが、銃で打たれるよりはいいですよね。

 

うーん。

 

他にもNC州ヒルズボローというところでは、トランプ&ペンスのヤードサインが民間の家から盗まれるという事件が相次いでいるようで、なんだかとにかく「荒れている」という感じです。

 

ボランティアの皆様ご苦労様です

壮大な裏工作が色々と行われていて最後の最後までわからない、と言われていますが、私のところにも2人の若い投票権を持つ若者がいるので、それぞれの党から勧誘訪問が仕切りにあります。

 

電話やテキストはほぼ一時間おきぐらいにどこからか来るし。もうピコピコうるさいっつうの。

 

今こうして記事を書いている間もこれだけ来ました。

 

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次男は「郵便」で投票したのですが、それも最後の最後まで封筒が届かず、色々と大変でした。

 

でもたまたま家庭訪問してくれたボランティアの人から色々と情報をもらい、なんとか郵便投票が間に合いそうです。

 

ボランティアの人たち、本当にお疲れ様です。

 

彼はノースカロライナ州で登録しているのですが、現住所はテキサスなので、色々と面倒なのですね。

 

あー、こんなに疲れる選挙は初めてです!

 

みんなで投票しましょう

が、そのおかげもあってか、2020年の大統領選挙は既にもう2016年の時の投票率を大きく上回っているそうです。

 

おー。

スゴー!

 

民主党は、若者の票を得ようと、若いセレブ(ビリー・アイリッシュ、マイリー・サイラス、セレナ・ゴメス、カイア・ガーバーなどなど)とインスタライブなどそれはそれは頑張っていますよね。

 

日本だと政治的発言をするだけで叩かれる芸能人が多いというのに、とにかくみんな必死です。

 

ここ数日は、まだまだ気が許せません。

 

ということで、郵便投票もトランプは、選挙日が過ぎたら無効になると虚実発言をしていましたが、違いますからね。

 

ほんと、トランプってどこまでいい加減なことを言うのでしょうね。

 

嘘も方便というか、彼の場合は嘘ではなくて「Alternative facts(もう一つの真実)」ってなるわけだから、ほんと、モノは言いようですよね。

 

でも、最高裁判所は郵便投票に関しては、投函日が11月4日だったら有効だとはっきりと言っていますので、ギリギリまだ間に合います!

 

選挙権を持っている方

Vote.