- 今アメリカで起こっていること
- アメリカで再び緊急事態に
- ソーシャルミディアでのバトル
- フェイスブックは出版社となるべきか?
- コロナ禍でプロテストに参加するかどうか?
- 複雑な社会
- コリン・キャパニックの行為
- まとめ
8分46秒。
長いですね。
この間ずっと首を押さえつけられていたのだから、さぞかし苦しかったんだろうな、と想像します。
Today, at 3:45 p.m. ET we will be silent for 8 minutes, 46 seconds -- as Minneapolis gathers for #GeorgeFloyd memorial service. We remember you, we honor you, and we fight for you. Your name will continue to be a rallying cry as we transform the world. https://t.co/TF61AwPjGa
— Black Lives Matter (@Blklivesmatter) June 4, 2020
(今日の3時45分より(ニューヨーク時間)8分46秒のあいだ黙祷します。)
6月4日はミネアポリスでジョージ・フロイドのメモリアルサービスが行われたそうで、その間に全米各地でこの時間に黙祷した人たちもたくさんいたと思います。
ご冥福をお祈りします。
今アメリカで起こっていること
日本の友人知人からは
「大丈夫?」
とメールが来ていたので、日本でもニュースになっているんだな、と思いました。
個人的にもここ一週間はとても繊細でエモーショナルな日々が続いていましたが、私は大丈夫です。
あぁ、珍しく頭痛がして嫌だわー、とそのレベルです。
ただ、そのために朝、起きられず、ボランティアに大遅刻してしまいました。
でもって、今日も調子が悪くてだらだらとしていたのですが、やはり疲れが溜まっているのでしょうか?
社会で起こっていることを真面目に色々と私も考えていたら、途中から複雑化してとんでもない方向へどんどん進んでしまい追いついていけません。すごいストレス。情けない。
もし、今のアメリカの「緊急事態」がなんのことがわからない、という方は、是非、前回アップした記事をご覧ください。
アメリカで再び緊急事態に
コロナで「緊急事態」になったのは早く2ヶ月前で、そろそろそういう状態から解け国がまた以前のように動き出す予定だったのに再び全米の多くの州が「緊急事態」を再び宣言しています。
白人警察官に首を押さえつけられて殺された黒人のジョージ・フロイドの死に関して、各地で人種差別反対に対するプロテストや現場にいた4人の警察官に対する正しい刑罰を要求するためのマーチ、そしてどさくさに紛れて苛立つ人々の暴動が各地で起こっているからです。
ソーシャルミディアでは、人々が怒りをあらわにし、人種差別反対を訴えています。
アメリカに30年近く住んでいますが、まさかコミュニティーから「門限」が出さされるとは思っても見ませんでした。
ニューヨークタイムズでも記事になっていました。
ミュージシャンなどが#BlackoutTuesday というタグで黒い画像を一斉にアップしていました。
今までの私は、NY同時多発テロの時でも女性差別に対する時でも銃撃事件撲滅運動の時でも、意見はもちろんあるけれども行動に起こさないでずっと中立の立場を取ってきました。
なぜならは私の家には子どもがいるからです。私の役目は家の中を平和に保つことが大優先ですから。
ただ、今回は子どもたちもすでに大きくなっているということと、アクションを起こさないわけにはいけない理由もあったことから、私もソーシャルミディアでこの活動に参加しました。
そして、多くの企業や団体が、ジョージ・フロイドの死を受けて、人種差別撲滅に対する見解声明を発表しています。
アメリカではこういう一斉広告のようなものはあまり今まで見たことがなかったので、妙な「連帯意識」を感じたのは事実で、それはとてもいいことだと思いました。
不謹慎かもしれませんが、日本だと謹賀新年で企業が一斉に新聞に広告を出しますよね。各企業がそれぞれ「今年はいい年にしましょう!」みたいな力強いメッセージを込めていますよね。
今回の各社団体の声明は、ある意味コミュニティーの一部としてそんな力強さを感じました。
Let’s all be part of the change.#UntilWeAllWin pic.twitter.com/guhAG48Wbp
— Nike (@Nike) 2020年5月29日
(ナイキ:みんなで変化する社会の一部になりましょう。)
Together is how we move forward.
— adidas (at 🏡) (@adidas) May 30, 2020
Together is how we make change. https://t.co/U1nmvMhxB2
(アディダスはナイキの声明を受けて「一緒に前に進みましょう。一緒なら社会を変えられる」とツイート。)
To be silent is to be complicit.
— Netflix (@netflix) 2020年5月30日
Black lives matter.
We have a platform, and we have a duty to our Black members, employees, creators and talent to speak up.
(ネットフリックス:「沈黙は共犯です。黒人の命も大切。私たちは発表する場(プラットフォーム)を持っていますので、黒人メンバー、黒人従業員、映画を作る黒人製作者そして黒人タレントたちのために声をあげることは私たちの役目です。)
— Prime Video (@PrimeVideo) May 31, 2020
(プライムヴィデオ:黒人社会をサポートします。彼らは仲間、アーチスト、プロデューサーやライター、脚本家たち、そして顧客でもあります。人種差別や不正義のために連帯します。
We stand in solidarity against racism and violence. When members of our community hurt, we all hurt. We’re pledging $1M in support of efforts to address social injustice.
— YouTube (@YouTube) May 30, 2020
(YouTubeは人種差別や暴力反対に関して協力姿勢を取ります。私たちのコミュニティーで誰か一人が傷つくことは、私たち全員が傷つくことです。1億ドルのサポートを正義のために寄付します。)
Amazon stands in solidarity with the Black community — we remain steadfast in our support for our employees, customers, partners, and the communities where they live and work. And we stand in support of organizations that are making a difference. https://t.co/r29sVMNosA pic.twitter.com/Jn9QIiS34g
— Amazon (@amazon) June 3, 2020
(アマゾンは黒人コミュニティと連帯姿勢を取り、私たちが働く中でも従業員や顧客、パートナーに対する固いサポートをし続けていきます。そして、社会を変えるために頑張る団体に協力する姿勢でいることを誓います。)
They were one of us:
— McDonald's (@McDonalds) June 3, 2020
Trayvon Martin. Michael Brown. Alton Sterling. Botham Jean. Atatiana Jefferson. Ahmaud Arbery. George Floyd. pic.twitter.com/s1UhP5vncv
(マクドナルド:Trayvon Martin. Michael Brown. Alton Sterling. Botham Jean. Atatiana Jefferson. Ahmaud Arbery. George Floyd. は私たちの仲間です。お客様だったかも知れないし、従業員だったかも知れません。フランチャイズをしたビジネスオーナーだったかも知れません。だから、大きな悲しみにいます。だから彼らや暴力や権力の犠牲になっている人に寄り添います。全米の黒人社会をサポートします。だからNational Urban LeagueやNAACPに寄付をします。不平等や不正そして人種差別には耐えられません。黒人の命も大切だからです。)
他にもたくさん続きます。
ソーシャルミディアでのバトル
トランプ大統領がツイッターやFBでいろいろな過激な発言を繰り返しているのは、当選した当初からだったので、今回に始まったことではありません。
一つ一つ指摘していたらキリがないのですが、そもそも大統領の器ではないという発言を今回もたくさんしています。
人一人が命を落としたのにも関わらず「だから言っただろう」的発言で、ミネアポリスの市長やニューヨーク州知事に責任転嫁をしたり、仕舞いには自分の身を守るために暴力賛美にも聞こえるツイートをしてツイッター社からは警告を受けていました。
そして出てきたのが、若者に圧倒的支持を持つスナップチャットです。
スナップチャットのCEO、イヴァン・スピーゲルもサイトに長ーいメッセージを載せ得ていました。彼は、スーパーモデルのミランダ・カーの夫としても有名なイケメン実業家です。
彼はスタンフォード大学を出ているお金持ちのエリートで、フラタニティーなどの秘密結社みたいなものにも入っていて、若い時にはかなりやんちゃなことをしていたようです。
女性関係も激しかったのか、パーティー三昧している証拠とも取られるメールが世間に流出したために、悔し紛れに送った写真や投稿が全て消えるスナップチャットを開発した、と言われているんですよ。
天使のようなミランダ・カーの影響でか、結婚するまでは婚前交渉はしないと公言していたり、その後の彼のイメージは、随分とよくなりましたね。
今は良いお父さんになっているみたいで、奥さんからも
「彼は世間が思っているような(悪い)人じゃなくてとっても純情なのよ」
とラブラブのようです。
とそんなことは余談なのですが。
彼のように最も白人の「特権」の優遇を受けて来たような人でさえも(だからこそ)、他の各企業と同じように黒人コミュニティーをサポートする表明をした後で、ドナルド・トランプ大統領のアカウントはディスカバリーと呼ばれるセクション内に載せない方針を固めました。
ディスカバリーとは、スナップチャット利用者におすすめコンテンツを提示する「広告」のようなもので各企業や有名人たちのコンテンツが多く出てきます。
それはこちらの記事に載っています。
スピーゲル曰く、決め手になったのは、トランプ大統領がTwitterで「抗議者たちがホワイトハウスのフェンスを崩壊したら猛犬や武器を使って身を守る」とツイーしたからだそうです。
トランプ大統領は銃所持も支持しているわけで、暴力には暴力でという明らかに、暴力賛美の言葉に捉えられても仕方がありません。
しかも大統領とその家族は、一般市民が正義のために街で戦っている時に、自分たちは「地下壕」へ避難していたことが明らかになりました。
アメリカの大統領ともなれば確かにこんな時は一番命の危険が晒されているわけで、身を守ることは大切なのですが、妻と子どもは避難しても、彼本人は地上に残って欲しかったな、と思ってしまいます。(そして今日付の新聞で地下壕に行ったのは「点検のためだった」と弁明しているみたいですねー。一体、なんの点検だったんだろう?と思いますが。)
そしてもう一つ興味深いことは、ツイッター社・スナップチャット社とトランプ大統領の火花がバチバチしていた頃に、Facebookにも同じ内容の投稿がトランプ氏によってされたようですが、FacebookのCEOのマーク・ザッケンバーグはトランプの投稿に対して何も規制をかけなかった、ということ。
彼曰く「言論の自由」を守るためだと言うことです。
そのことがFacebookの従業員への怒りを買ってしまい、多くがヴァーチャルストライキのために業務を停止していたそうです。いろいろありますね。
ただ、マーク・ザッケンバーグは個人的にはトランプ大統領は「国のトップとしてやるべきことをしていない」と批判し「もううんざりしている」と言っているようです。
そして人種差別に対しては寛容を示さず、10億ドルの寄付を黒人の正義を求める各団体へすると発表しています。
ザッケンバーグと中国系アメリカ人の妻プリシラ・チャンはついこの間も約15億円の寄付を新型コロナウイルス関連の調査プロジェクトにすることを宣言していたばかり。
すごいですね!
アメリカの有力者たちは、なんだかんだ批判されながらも世の中にいいことをしていると思います。
フェイスブックは出版社となるべきか?
ここ数年で賛否両論なのは、今回も問題となっているように、ソーシャルミディアのような発言の場が何であるか、しっかりと定義されてないところにあると思います。
つまり、FacebookもTwitterも、ましてやスナップチャットのような会社は人々の言論を投稿するところですが正式な「出版社」ではない、ということみたいですね。
本を出す場合は、内容に間違いがないか、発言に歪みがないかなどしっかりと確認されますよね。
でもソーシャルミディアには、それが義務付けられていませんね。ツイッターやFacebookには、過激な政治的発言や彼らのポリシーに反する投稿があると今までも勝手に消えてしまったり、警告が来たりしていたようですが、基本的には、言論の自由があるわけです。
ここまで影響力のあるものに成長している今は、しっかりと「ファクトチェック」が必要で過激な発言や信条などは、しっかりと検証されることが義務付けられる物であるべきだという人たちも多く出てきている、ということです。
コロナ禍でプロテストに参加するかどうか?
ミネアポリスやワシントンDC、そしてニューヨークやカリフォルニアなどに引き続き、私たちが住んでいるノースカロライナ州でもプロテストや抗議が繰り広げられています。
昨日はうちの街のダウンタウンでもプロテストが計画されていたようで、長女が「参加する!」と言って言いました。
抗議デモと言うと危ないイメージがありますが、ほとんどは実際に行ってみるととっても楽しくて平和な行進だったということがよくあります。
メディアで報道されているのは「暴動」など人々が暴れているところが多いのですが、暴動と抗議デモは違うのですね。
多くの著名人たち(過去の大統領たちを含め)人種差別に対する「抗議」活動には敬意を払うし今実際に行われるべきものである、とみんなが言っています。
でも、現在はまだまだパンデミックが収束していませんので、またここから感染拡大へ広がる可能性も大いにある、という専門家の意見も出ているわけで、難しい判断になると思います。
今までは、人種差別反対の声はあっても、そこで止まっていたわけで、多くの人たちが「実際に行動に起こす」ということがなかったのがいけない、と言われています。
だから、今は、「行動すること」が大切だということで、みんなが力を合わせてるわけです。デモに参加できない人は(しないという選択をした人は)せめて「寄付だけでもしてください」という感じです。
私たちも家の中では、話し合いを持ち、子どもたちには抗議デモへの参加は認めない、と言うことになっています。
じゃあ、私だけでなく子どもたちの名前で寄付もしようと思ったら、「もうしたよ」と次男が言っていて、成長したなと思った次第です。
複雑な社会
様々な企業・団体、セレブがそれぞれの言葉で声明を発しているのですが、当然のようにそこから批判が生まれたりもしています。
人種差別を批判し権威を否定しているのにも関わらず、
顔認識を警察に提供しているアマゾン
位置認識を警察に提供しているグーグル
など、CEO個人としての声明とビジネスのやり方に矛盾がありすぎるとの批判も受けている場合が多いです。
ヴィクトリア・シークレットのミューズだったスーパーモデルのカーリー・クロスのこの投稿についてもかなり炎上しています。
(世界はあなたに言うでしょう:
人種差別は辞めないといけません。
自分の家庭内から癒しを求めることから始めなさいと。
世界はあなたに言うでしょう:
偏見やバイアスに大してどのように声をあげたらいいのでしょう?
自分の家のキッチンで話をすることを始めなさい。
世界はあなたに言うでしょう:
憎しみがたくさん氾濫しています。
あなた自身を愛することから始めなさい。
愛があれば、バリアや批判なしで人を愛することができるようになるのです。)
クリオ・ウェイドという人が書いた詩のようなもので、これのプリントが販売されていたようです。収益金は人種差別を反対する団体へ寄付されたみたいです。
が、ここの書き込みを見ると、かなーりな凄いんですよ。
まずはティーンネイジャーのファッションブロガーとして世に名を知らしめたタビ・ゲヴィンソンが、「偽善者にもほどがあるわ!冗談はやめてちょうだい」とぶった斬ります。
なぜかと言うと、彼女が数年前に結婚したハイスペックな相手は、イヴァンカ・トランプの夫で大統領上級顧問をしているジェレッド・クシュナーの弟、ジョシュア・クシュナーだからなんですね。
つまりカーリーもトランプ一家じゃないか?ということなんです。
「家庭内の癒し?キッチンでの会話?じゃー、アナタは、トランプ一家と話をしているの?」
と次々と批判コメントが入っています。
カーリー自身は夫共々、民主党を公言していてトランプ大統領が当選した時も「ヒラリー・クリントンへ入れました」と言っていました。
実際に政治的見解ではお兄さん夫婦とはとっても難しい関係であり、公には彼らとの交流は一切話さないという立場を取っています。
彼女が結婚する時も
「いろいろ複雑なんだけど、私は愛する人と一緒にいることを選択しました」
と言っています。
そーですよねー。
愛する人とは価値観が同じだからまだ彼女たちは幸せですよね。
それが夫婦で違う人たちもいるわけで、まあそうなるともっと大変なんだろうなと思います。
ちなみにイヴァンかもカーリーもクリスチャンでしたが、クシュナー家と結婚するためにユダヤ教に改宗しています。
コリン・キャパニックの行為
片膝をついて人種差別に抵抗するという行為は、2016年9月1日、サンディエゴでのプレシーズンゲームでコリン・キャパニックがアメリカ国歌の斉唱中に両腕を組んでひざまずき、人種の不平等と警察の暴力に対して抗議を始めたことから全米に広がりました。
その時もトランプ大統領が「アメリカを侮辱する行為であり国歌演奏で膝をつくくそ野郎たちはリーグから解雇されるべき」だとツイートしました。
その後フットボール協会が国歌斉唱の時の片膝付きを認めないという正式な発言をしたので、これらの人種差別への抵抗運動はフットボール選手の間では見られなくなりましたが、また再び、キャパニックの行為に賛同するスポーツ選手が多く出てきている、という感じです。
まとめ
色々と毎日世の中のことをアップデイトするだけでも疲れてきます。アメリカの人種差別にしても一筋縄では行かないものがあり、根が深いなと思います。
が、いろいろなことをまとめてわかりやすく言っている動画を見つけました。
アシュトン・クッチャーが投稿していたものです。デミー・ムーアの年下の夫だった人ですね。今はミラ・クニスと再婚し2人の子どももいるみたいです。
芝居じみているという批判もあるみたいですが、彼の説明が一番わかりやすかったと個人的には思います。
多くの人たちが「黒人の命も大切」だと投稿しているのに対し「みんな人間の命は大切だ」と批判する人たちが出てきました。
それはそうですよね。当たり前です。
でも、それではポイントが大きくずれているんですね。
アシュトンはこのように説明しています。
今日も子どもたちに本を読み聞かせようとしたんだけど、いつもは娘に先に読んであげるんだけれど、今日に限って息子が
「なんで僕に先に読んでくれないの?」と言ったんだ。ミラ(妻)は「女の子が先だからよ」と言ったら息子は「なんで?」と。
僕はこう言った。
「僕と君にとっては、女の子がいつも先になるんだよ。なぜかと言うと、世の中には女の子が先に読んでもらえない場合がたくさんある。それだけじゃなくて、女の子は全く何もしてもらえない時だってあるんだよ。だからせめて僕たちは女の子を先にしなくちゃいけないの。」黒人の命が大切だということに関しても、それと同じなんだ。
人間の命はみんな大切なんて言ってる人は、もっと現実を知る必要がある。黒人の命なんてどうだっていい、となんとも思ってない人がいるってことをね。だからこそ僕たちにとっては「黒人の命も大切だ」ってことになるんだよ。
ということです。
ティーンの若手シンガー、ビリー・アイリッシュの投稿もどうぞ。大文字連続=強調している=怒っているっていうことになります。Fワード連発の若者らしい言葉使いです。
今週はどうしたらうまく伝えられるか、色々と考えていたんだけど、もうそんなことどうでも良くなったわ。とにかく思ったことを書いていこうと思う。
もう一回白人が「みんなの命が大切」なんて言ってるのを聞いたらマジでおかしくなるから。
誰もね、黒人の命も大切って言う時に、アナタの人生は大切じゃないなんて言ってない。アナタの人生は大変じゃないなんて言ってないのよ。
はっきり言うけど、アナタの人生誰も何も触れてないわけ。もういい加減自己中に考えるのはやめてほしい。
アナタは何も必要としていないのよ。危険にも晒されていないの。
子どもに説明するように言うけどもし、アナタの友達が腕に怪我をしたら、どうする?みんなの腕が同じように大切だからと怪我をしてない人にもバンドエイドをあげるの?その怪我をした友達の腕の手当てをするでしょう?その人が怪我をしたわけでその人が必要としているわけでその人が血を流しているからでしょ?
もし誰かの家が火事になって誰かが閉じ込められていたらどうする?消防車を呼んで、最初にそのブロックにある家全部に消防隊員を送るわけ?全ての家が大切だから?違うわよね?他の家は消防隊員の助けなんて必要ないワケだから。
白人は肌の色が白いってだけで、社会から優遇されているのよ。貧しくても苦しくても、白人は社会で恵まれている。
誰も口にすることはないけれど、白人はそれだけで安心できる人生が与えられているの。それが特権だわ。
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