いつまでも乙女なママのいばら道からバラ色の人生に

アメリカ在住・バツ2・子ども3人・どん底から浮かび上がって現在婚約中・世界一幸せです

全米で大学が始まったと思ったら

 

大学が始まりました

今日、次男がテキサスの大学へ戻りました。

 

クスン。

 

まだいつ帰ってこれるのかわからないので取り柄ずは片道チケットを自分で予約して準備していました。

 

大学寮だとコロナも心配だし、しっかりとしたプロフェッショナルが多く住むアパートメントを自分で借りることにしたようで、そちらの方も家具を注文したり色々と準備していた様子です。

 

彼は夏にインターンをする予定だったカリフォルニアの会社からコロナ禍インターン「キャンセル料」として5000ドルのチェックをもらっていたし、地元のサンドイッチ屋さんでアルバイトしたお金が2000ドルぐらい貯まったみたいだし、更に大学から奨学金をもらっているので、結構お金を持っているらしい。

 

偉い!

 

頼もしくなったね。

 

でも、やっぱり心配。

(↑勿論、まだまだ親もサポートしています)

 

ノースカロライナ州立大学チャペルヒル校が再び閉鎖に

2週間早く始まった地元のノースカロライナ州立大学チャペルヒル校では、始まって1週間で、クラスターが起きて、再び寮もロックダウンされることになってしまいました。

 

クラスはオンラインのみになったらしい。

 

ここは地元の名門校なのですが、フラタニティー・ソロリティーなどの学生グリーククラブも盛んで、結構なパーティー校としても有名なんですね。

 

シグマ・ニュー・フラタニティで多数の感染者が出たらしく、フラタニティー所属のブラザーたちが住む3つの学生寮でもクラスターが確認されたそうです。

 

うちの次男のお友達でもそういうクラブに所属している人がいるので、心配していましたが、彼はどうも大丈夫、ということでした。

 

どうも、彼は最近遊びに来ないな?

 

と思っていたら、次男は

 

彼は「フラットパーティー」に忙しくて、しかもコロナ感染してる可能性も高いから、うちには呼ばない、と言っていました。

 

なるほど。

 

フラタニティーとソロリティー

フラタニティーというのは、アメリカの大学生活においては、かなーり大切なネットワーキングの組織なのですが、「フリーメイソン」みたいな友愛クラブの学生版なんですね。

 

男子(ブラザー)のフラタニティーに対して女子(シスター)はソロリティーと呼ばれますが、総称してフラタニティーと呼ばれます。

 

通常、大学が新学期を迎える9月10月の初め頃を「ラッシュウィーク」と言うのですが、どこのクラブに属するかで住む場所(寮)も決まってくるので、慌ただしくいろいろ選考活動含め「リクルーティング」をしなければならないので「ラッシュ=急がせる」ウィークと呼ばれるようになったそうです。

 

もちろん、大学生が全員入るわけじゃないですし、「選考」されるわけなので入りたくても入れない場合もあります。

 

選考活動の中には、いろいろなパーティーに参加してお酒を飲んだり、なんだかよく意味がわからない罰ゲーム的「儀式」も含まれるのだそうです。

 

やってる方は楽しいのでしょうが、外部者にしてみたら、アホくさいって感じのものばかりです。

 

秘密結社の儀式とは、気持ち悪いものも結構ありますしね。

 

なんせ、外部者には情報は漏れないようになっているのですが、ここ数年は、そういうフラットパーティーの派手なパーティーにおける「しごき(ヘイジング)」で死亡者も出るほどで、問題になっています。

 

フラタニティーは、エリート集団でもあるわけで、一度入ると組織内での結束が得られ、将来が確約されたようなものなのですね。

 

だから、みんながどのクラブに入るか、結構必死になるのですが、ヘイジングの問題や今の「インクルーシブ社会」に対して選ばれた人だけの組織であり「閉鎖的」であるという批判もあって、これからこれらの大学組織のあり方も変わってくると思います。

 

まあね、このネットワーキングのシステムは、色々とありますよね。

 

日本の学閥にも似ていますが、同じ大学内でもアメリカの場合はいろいろなグループがありますので、それゆえ対立したり、差別が出たりとするわけです。

 

フラタニティーが描かれた映画は

その辺のことは、これらの映画で詳しく描かれていますよ。

 

スパイク・リー監督の「スクールデイズ

ジョン・べルーシ主演の「アニマルハウス

リース・ウィザースプーン主演の「キューティーブロンド

 

そもそもFBを作ったマーク・ザッカーバーグもハーバード大学在学中に同大学の秘密結社に入会できなかった腹いせでフェイスブックなる学生同士のネットワーキングシステムを作ったと言われていますよね。

 

ソーシャル・ネットワーキング

 

アメリカはある意味「個人主義」とされていますが、やはりこのような「繋がり」は出世する上でもとっても大切で、大学生にとってもこのような組織に入ることはかなーり重要になってくるのですが...

 

ノースカロライナ州立大学チャペルヒル校

今回のノースカロライナ州立大学チャペルヒル校のようにクラブ内でクラスターが起き、全米的なニュースになってしまいました。

 

この大学はスポーツも盛んで、特にバスケットボールティームにはマイケル・ジョーダンが所属していたところなんですよ。

 

だから、全米で最も古い州立大学としても地元の誇りでもあるのですが、今回は「コロナ禍で再開した大学で再びシャットダウンすることになった最初の大学」になってしまいました。

 

ノースジョージア大学などと一緒に学生たちが馬鹿騒ぎしている様子が全米に動画でも流れてしまったわけです。

 

大学内だけでも177人と感染者が出たようなので、同じ地域に住む私たちも気をつけないといけません。

 

コロナでもパーティーしたい人たち

ノースジョージア州立大学の屋外パーティの様子です。屋外とはいえ、クラスターが起こるのは当たり前ですよね。

 

若者は怖いもの知らず?

 

 

いえいえ、怖いもの知らずは若者だけじゃないです。

 

大人も。

 

毎年行われている恒例のイリノイ州の「ホワイト・トラッシュ・バッシュ」パーティーには約1000人が参加したそうです。

 

ホワイト・トラッシュとは白人の低労働者階級の人たちのことです。この集まりでは、自らがそのようなあまり品のよくない人たちの真似をして安いお酒を飲みまくるパーティーだとか。

 

コンセプトからして、あまりよくないですよね。

 

 

さて、これは8月9日から一週間かけて行われたのは今年で80年記念を迎えたサウスダコタ州スタージスでの大型のオートバイ「ハーレー・ダビッドソン」好きのライダーたちが集まるイベントでした。

 

スタージスは「ハーレーダビッドソンの聖地」ですからね。

 

実は私もハーレーは唯一と言っていいぐらい、アメリカ文化の中で好きなものなんですね。

 

カッコいですよねー❤️

 

毎年この時期になると全米からハーレー大好きライダーが集まるのですが、25万人以上が参加すると言われているそうです。

 

今年は、その80年記念だったのですが、コロナ騒ぎでどうなるか?と思われましたが、「自由を求めて」走るハーレー野郎にはコロナも関係ないって様子でした。

 

そのために、批判も殺到していました。

  

www.instagram.com

 

「自由の音が聞こえるかい?」

 

と言っています。

 

確かにこの音、私も大好きなんですが、今回はやっぱりこちらのコメントに同感せざるを得ないかも。

 

「馬鹿じゃない?!愚かな音だ!」

 

まとめ

いやあ、どうですかね?

 

それにしても、アメリカ人ってもっと真面目な人たちが多いのかと思っていましたが、それは私がいる周りの環境だけみたいですねー。

 

私は非常に真面目で常識を踏まえた人間なので、やはりそういう人たちが集まるのでしょうか?

 

学生のパーティーピープルはともかく、命の大切さも顧みず、パーティーに明け暮れている人たちがこんなにもいたとは、驚きです。

 

コロナの症状はかかったとしても大したことはない、という説もありますが、後遺症も残るみたいだし、先日のシャロン・ストーンの妹さんの投稿を見ている限りでは、やっぱり感染したくないな、と思ってしまいます。

 

大学のシャットダウンが再び始まると、可哀想なのは、留学生や遠いところから聞いている学生たちです。

 

一部の人たちの馬鹿騒ぎでクラスターが発生し、寮が閉鎖になってしまったらまた行き場を失ってしまいますよね。

 

次男はシャットダウンになってもそのまま一人でテキサスに残る、と言っていますが。

 

心配は続きます。